ケツイ

28日とか30日のことを月末というが、これは専門用語で「ケツ」と言ったりもする。

たとえば「女王様にケツをいっぱい叩いて頂いた。でも今月のバイト代が入ってくるのはケツだから、それまでケツに火が点いた状態だ!」と使います。

でも毎度思うのだが、なんでケツなんだろう。人体でケツと言えば中の下くらいの立ち位置です。

「でも、食ったものが最終的に出てくるのはケツだろう」という反論もあるかもしれませんが、それだったら月の初頭は「アタマ」ではなく「クチ」って言うべきではないでしょうか。

なぜ「アタマ」と「ケツ」で、「クチ」でも「クルブシ」でも「ツチフマズ」でもないのだろう。非常に中途半端である。


ここまで考えた僕の仮定はこうです。昔、実は一ヶ月は40日くらいあった。短足な日本人のことだから、34日くらいかも知れませんが。

で、当時はちゃんと40日の月末を「クルブシ」とか「ツマサキ」とか「ガイハンボシ」とか思い思いの名で呼んでいたのです。

いつからかそれが一ヶ月30日になってしまった。足切りというやつです。

最終的に月末が「ケツ」でしりもちをついた……と。